経営者の憂鬱は息子にあり?

私が長男を

「あなたが小さい時からずっと刻して理解ができない関係ですね」と聞くと

「いいえ、とっても理解できている」と反論したが

以下の説明をしたら、奥が深いですねと感想を述べられた。

 

それは79歳になる経営者が相談に来たときの話です。

 

会社を次男に任せようとかと思っているが業績は芳しくないので

任せる前に解散させた方がいいのか迷っているらしい。

可愛がっている長男がいるのですが、結婚もしていないので

行く末が心配とも言っていた。

 

この経営者は翼宿で長男が亢宿で次男が張宿でした。

大人しい長男は幼少のころから両親の言うことを聞く

素直な子だったが大学を出たときに一旦親の会社で働くが

自分には合わないと言って会社を引き継ぐのを断って自分で会社を作り出した。

それまで親の意見に反対したことが無かったのにこの時ばかりは反抗して

どうにもならなかったらしい。

 

それで次男が今の会社を一応次ぐ感じになった。

 

この社長は長男を気にっていたが安壊の安の関係で

一方的に長男をつぶす関係です。

 

しかし、全くつぶしている感覚はないのが特徴です。

反対に長男は全く理解ができないが理解したように見せる関係だからです。

長男は親の会社をはじめから継ぐのは嫌だったがそれを言わなかったのです。

 

親は、頑なに拒む長男を見て初めてこんな奴だったのかとびっくりしたそうです。

「安」の立場の人は自分が優位に立ってることと思っていない。

結果的にはつぶしているがそれまでは良い関係、素直に聞いてくれる関係

と思っていたからこそ、そのギャップに気が付くと大きな溝が出てくものです。

 

長男は栄親の関係で摩擦はあるが阿吽の呼吸の関係と言われているので

結果的にうまくいく関係です。

安壊の関係をわかりやすく説明できる相談でした。